代表取締役社長 × 人事担当取締役

メンバー対談

山下信

創業者である冨田泰由、2代目社長の加藤修が築いた安田屋の礎を引き継いだ3代目山下社長。
安田屋で昭和・平成という激動の時代を駆け抜けた山下社長に、
人事担当取締役を務める安田智史が話を聞いた。
人事・総務担当取締役 安田智史

山下社長について、色々なことを教えていただこうと思います!よろしくお願いします!
先ずはズバリ、社長のキャラクター(ご性格)について。
ご自身ではどのようなご認識をお持ちですか?

安田取締役

山下社長

堅苦しいことは苦手で、どちらかというとざっくばらんな性格だと思ってます。
それから、興味を持ったことは掘り下げていく、凝り性な面もあるというのは…これはおそらく周りにもバレているでしょうね(笑) 

掘り下げですね~。社長の仕事ぶりを拝見していると、それが良くわかるような気がします(笑)
それでは次に、山下社長と安田屋の出会いについて教えていただけますか?

安田取締役

山下社長

私は、学生時代からアルバイトに明け暮れていました。お金を稼ぐことを第一に考えていたところに、「雀球(じゃんきゅう)というパチンコによく似た娯楽と出会ったのです。

アルバイトが無い日は友人と雀球屋に行って遊ぶ、そんな日常だったんですが、シンプルにただ面白くて遊んでいても不思議と勝てるのが嬉しくてね、次第に“雀球の仕組み”とか“パチンコという遊び”に興味が湧くようになっていったんです。

昔は「アルバイトニュース」という求人誌があってね、それで仕事を探していたんだけれども、東京都内で働けて、給料も良くて、住み込みで働けるパチンコ店の求人が出ていた。それが安田屋だったんです。
それから40年ですからねぇ(笑) たまたま見つけて拾ってもらったようなもんだから、自分はラッキーだったといえるかもしれませんね。

そうそう、面接の時の話なんだけどね、今思えば世間知らずだったというか若気の至りっていう話なんだけれども、当時学校を出たばかりだったもんだから自分を大きく見せようと思って、少し年齢のサバを読んで履歴書に書いたんです。そうしたら、その時に面接をしてくれた店長が「それで、君は本当はいくつなんだ?」って(笑)

一瞬で目の前の店長を凄いと思ったし、ここならしっかりとしてそうだって思いましたね(笑)

僕が入社した時も「眼光鋭い」先輩は沢山いました、確かに…(笑)
入社後の仕事や会社にはどのような印象をお持ちになりましたか?

安田取締役

山下社長

面倒見が良く、フォローをしてくださる先輩が沢山いましたね、本当にお世話になったと思う。
そして、仕事はとにかく忙しく、厳しかったという思い出ですね。

当時は会社も今ほど大きくなかったですし、本社もしっかりした体制ではなかったので、とにかく何でも現場で考えて実践するのが当たり前。失敗もたくさんしたし、大変なことも多かったですが、その分やりがいも大きかったです。

仕事の後には、まだ独身だったということもあって、当時の先輩や同僚とほぼ毎日のように遊びに行ったり、飲みに行ったり。その時も“仕事に対する姿勢や考え方”など、色々と話して聞かせてもらったことも、とても為になったね。

■風通しの良い社風は創業時から

当時の仕事のやりがいを教えて下さい。

安田取締役

山下社長

私が入社をした当時は“誉めて育てる時代”ではなかったんですが、それでもね、「今日は合格!」と先輩から言われたりすると、それがとても嬉しくて、「もっと頑張ろう!」と思いましたね。

昇進し、担当者として営業に直接関わるようになってからは、「結果を残せばすぐに返ってくる」という点がやりがいでした。
結果を出せば、それが即座に“給料・役職”に反映された、そんな時代だったんです。

店長時代は特にやりがいを感じていました。
自分で考えて実行したことがそのまま業績として数字に表れ、会社に認められるというのは大きな喜びでした。

創業社長との思い出などについてもお聞かせいただけますか?

安田取締役

山下社長

私がエリア長(店長・地区をまとめる役職)になると、亡くなった相談役(創業社長)と直接やり取りすることも多くなってね、唐突に質問をされるんです。とにかくいきなり(笑)

相談役は普段から“人の意見”をよく求め、よく訊く人でしたので、私は訊かれたことに答えられないっていうのが一番嫌でね、だからいつ訊かれてもいいようにっていうことはいつも考えていた。

当時は自分のことも含めて下の名前は覚えてなかったんじゃないかな…、いつも「おい、お前どう思う?」…こんな感じで(笑) 
社長としては凄みを感じる反面、実際にはとても気さくで、贅沢をしない人でしたね。ただただ会社を強く大きくするということに全てを注いでいた、そんな人でした。

創業社長は、「凄く優しい反面、厳しい面もあった」と伺っていますが?

安田取締役

山下社長

正直に言えば、怒られた思い出の方が多いです。(笑)

確かに相談役は厳しい人でしたが、それ以上に…とにかく真っ直ぐで温かい人でした。
例えば誰かを叱ったとするよね、その後に「さっきは悪かった」と部下に謝っている場面を何度も見ている。これはとても印象に残っていますね。
立場のある人が、目下に対して自分の非をきちんと認めるというのは案外簡単なことではないし、それができない人も多いからね。

それと、相談役は「わしは部下に辞めろと言ったことは一度も無い!」と話していたことがありました。
当時は「そんなことないだろう?」(笑)と思ったりもしたけど、しかし従業員を使い捨てみたいに扱うことは絶対にしなかった、そんな人でしたね。

安田屋で多くの経験をなさってきた山下社長が、
「安田屋の良いところ」をあげるとしたら何でしょうか?

安田取締役

山下社長

『人』と『組織』ですね。
長い歴史の中で積み上げてきた企業風土や組織文化という礎があって、それに共鳴して多様な人が集まり、多様な繋がりが生まれる。

社員それぞれの「経験」を尊重する組織であるため、一定以上の立場の者には、会社の方針から外れない範囲であれば、それぞれの判断や裁量で動くことが認められています。
ですので「ひとによってやり方が変わる」というのはよくあることで、入社間もない社員にとってはそれに戸惑う部分もあるかもしれませんね。
でも、最終的な目的が一緒なら、自分なりのやり方でやって良いと思うのです。
人によって状況によってプロセスが違う。だからこそ部下も色んなやり方を覚え、応用力を身につけていくことができますから。

これは自分の性格もあると思うのですが、他人と同じやり方で到達したのでは意味がない、というか「自分らしく、自分だったら?」を意識してやるからこそ、やりがいを感じながら仕事に向かえるんだと思います。

この自由度の高さは、優秀な人材がいて、それを活かせる組織があってこそ実現できるものだと思います。そして、「やるぞ!」となった時に従業員が一丸となれる仲間意識の高さも、安田屋の大きな強みだと思っています。

ありがとうございます。それでは逆に、「安田屋の改善ポイント」があるとしたら何でしょうか?

安田取締役

山下社長

現在の安田屋は、確かに組織は整ったし、昔よりも仕事の効率や質は上がったと感じています。
レベルアップしていると言えるし、その点には満足もしていますが、一方でどうしても受け身の業務も多くなり、社員の全てにとは言いませんが“こだわり”が弱くなっているように感じます。

昔はもっと奔放で積極的だったはずなんですが、今は何かをしようとする際に、“答え”を求められることが多くなりました。
そうではなくて、もっと自分の考えを発信してよいと思っていますし、それを私は望んでいる。

もっと会社を活性化させ、業績を伸ばしたいと思っていますので、まだまだ社員のポテンシャルを活かしきれていない部分を改善するのが、マネジメント層の課題だと思っています。

「会社の活性化 イコール 人の活性化」、自身の職責でもありますので肝に銘じます!

安田取締役

■「誠実に向き合っていくこと」 を大切にしたい

「安田屋の将来」にかける想いを教えて下さい。

安田取締役

山下社長

「出店をしたら、その地域住民の方々に喜んでいただける」そんな店舗を作っていきたいです。

ある場所に出店するという時は、着工前に周辺地域住民の方々向けの説明会を開くんですが、私たちの業界は誤った解釈をされている場合も実際にはあって、前向きなご理解を得ることが難しい時もあります。
けれども、いざ出店すると、「安田屋って真面目な会社なのね」とご理解いただき温かく受け入れていただけることが多いです。

これは店舗で働く社員たちの姿を通じて、皆さんが印象を改めて下さっているのだと言えますから、社員たちのお陰と思っています。今後もより一層、「安田屋さんが出店するなら大丈夫だろう」と思っていただけるように、「優良企業であり、善き社員たちであり続けること」を目標に邁進していきます。

今後のアミューズメント業界の動向について、お考えをお聞かせ下さい。

安田取締役

山下社長

今はスマートフォンのゲームアプリや定額制の動画配信サービスなど、手軽で身近な娯楽や時間つぶしの手段は沢山ありますよね。ですので、私たちの店舗にわざわざ足を運んでいただいて、パチンコやスロットを楽しんでいただく為には、それ相応の付加価値を提供する必要があります。

娯楽に対するニーズは時代によって様々。そして常に変化があるので、パチンコという分野を基軸にしつつ様々なことがらにアンテナを張って応えていきたいです。

学生の方々との面接の中で、「今までパチンコを知らなかったけれど、やってみると面白かった」という声をよく聞くよね。実際に遊技をしてくれれば…お店に行くというハードルが下がれば…と思うんです。だから、どんなきっかけであれまずは『経験』をしてもらう、そんな仕掛けを作りたいと思っています。

また、先ほど話したように“ネットを介した娯楽”“ネットの中の娯楽”がますます増加しています。これらとパチンコがどう関わっていくかを考え、取り組んでいく必要があるかもしれないと考えています。

■「入社したことを絶対に後悔させない」厚待遇も安田屋の魅力のひとつ

「人財採用・従業員の待遇」についてお聞かせ下さい。

安田取締役

山下社長

経営目標として、「業界トップの厚待遇を目指す」ことを掲げています。
給料、休暇、住宅制度…『素晴らしい待遇は、素晴らしい人材を集めるための最低限の要素』だと考えています。

そして、採用した人財を責任もって育てることだね。
過保護にではなくて、厳しい部分も合わせながら自立した社員にしていくことが重要だと思います。

創業社長は「会社も従業員も一流にしたい」という想いを抱いていたと聞きます。
私たちがそれを引き継いでいかねばなりませんね。
それでは、今後どのような方に入社してきて欲しいですか?

安田取締役

山下社長

人によって当社を選ぶ経緯は色々あると思いますが、いざ入社が決まり仕事を始める際には、「自分がこの会社で何をしたいか」を考えておいて欲しいですね。

当面の目標だけでも良いですし、勿論先々の目標でも良いですが、「自分の意思で目標を持って取り組んでいける方」に入社してほしいです。

目標意識を持たずに働けば働くほど、時間を無駄にしてしまいますからね。

それでは、最後に学生や転職希望者の皆さんへのメッセージをお願いします。

安田取締役

山下社長

こちらのページを見ているということは、何らかの興味を持って時間を使ってくれている訳ですよね。
まずはご応募ください。そして会社説明を聴きに来ていただき、当社の良さを知ってもらいたい。
入社を決断し実際に働いてみてくだされば、今まで気付かなかった仕事の“魅力”や“楽しさ”に気付くことが必ずあると思います。
希望と意欲に溢れた、若き皆さんからのご応募を心からお待ちしています。